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迅速な新製品開発とお客様満足度の向上を目指して

総合研究所長 松本 順一  Junichi MATSUMOTO

新年明けましておめでとうございます。

昨年7月から、総合研究所長を務めております。よろしくお願いいたします。

 

昨年は、自然災害がとても多い年でした。6月の大阪北部地震、7月の西日本豪雨災害、そして9月の北海道胆振東部地震等々、被災地と被災された方々の一日も早い完全復興を心から願っております。平成最後、新元号の始まりの年でもある今年こそ、自然災害の少ない年であって欲しいと切に願います。

 

さて、経済に目を向けても昨年はいろいろなことがありました。双方思惑がある中での米中貿易摩擦、米国が牽引するイラン原油に対する輸入禁止措置、冷え込みつつある日韓関係等々、当社を取り巻く市場環境も、これらの世界情勢の中に置かれ、過去に経験したことのないスピードで変化し、かつ影響を受けつつあります。

 

一方、このような市場環境の中で、新しい技術革新をもって、いま世の中が変わろうとしています。牽引役であったハイエンドスマートフォンの需要に陰りが見える中、IoT時代に対応する次世代通信規格(5G)により、つい最近まで夢物語であった様々な社会インフラが具現化しつつあります。

 

新たな市場ニーズをいち早く捉え、社会に貢献できる新製品開発と、その市場定着に繋げるためにはどうしたらいいのか、私たちは常に知恵を絞っています。私たちは、お客様およびその先の最終ユーザー様へ足しげく通い、情報収集活動と技術プレゼンテーションを繰り返し、その中から先端技術ニーズを引き出すことを基本的なスタンスとしています。そこで汲み取った技術情報の種をつなぎ合わせて、当社の開発ロードマップを作成し、進むべき方向と数値目標を明確にし、その中から開発テーマを決めていくことが、新製品開発にとって最も重要であると考えております。直近のニーズに頼った研究開発だけでは、お客様の将来のニーズに応えられません。当社の実力の底上げのためにも、今後も開発者の自由な発想に重きを置いた要素技術開発(シーズ作り)に、継続的に力を入れていかなければならないと考えております。

 

また、当社の強みはお客様サポート力にあると自負しております。表面処理薬品は、使用条件により、お客様の製造ラインで様々な問題が発生することがあります。開発間もない製品で問題が生じれば、営業と研究所の技術者がいち早く現場に駆けつけ、お客様と一緒に解決することで、信頼と信用を勝ち取り、その結果ここまで成長できたと確信しております。今後ともこの姿勢を崩さず、製品の市場定着に努めてまいります。

 

これらと併せ、従業員が安全で働きやすい職場環境を作ることも忘れてはなりません。総合研究所には開発部門とお客様サポート部門、合わせて100名以上の従業員が働いています。関係法令に即した作業環境整備については、当然ながら今後も最優先で維持してまいります。作業の効率化に対する標準化については、個性豊かな所員からの提案を募り、安全で効率の良い職場環境作りを進めてまいります。

 

今後とも、全社一丸となりお客様にご満足いただける製品開発と、サービスを提供してまいります。今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

 

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JCUテクニカルレポート 105号 2019年1月