総合研究所 解析技術部

総合研究所 解析技術部

K. K

2014年入社

私の仕事

他社に負けないための開発に励んでいます。

硫酸銅めっき液に含まれる添加剤の研究開発を行っています。
硫酸銅めっきはスマートフォン等に用いられるプリント基板から水洗金具まで、身の回りの様々なところで活躍している技術になります。

近年は、プリント基板関連は、年々進む電子機器の小型化に対応し、高密度化した新しい基板を開発しなければいけません。
業者から仕入れた原材料だけを使用しても他社製品との差別化は難しいため、私たちはオリジナリティのある添加剤を作ることに日々励んでいます。

添加剤の開発には数年はかかり、そこから製品化まではさらに1~2年かかります。
新しい添加剤が見つかった瞬間は嬉しいのですが、本当に喜べるのは自分が見つけた添加剤を使った製品が流通したときです。
その瞬間をモチベーションに頑張っています。

やりがいを感じた事

入社1年目の研究発表が自身につながりました。

1年目に「硫酸銅めっきに用いられる添加剤の分解物がめっきに及ぼす影響調査」という、学術的な課題を任されました。
当時はまだめっきに関する知識はほとんどなかったことに加え、多くの使ったことのない分析機器を駆使する必要がありました。

部署によって良く使う分析機器・あまり使わない分析機器があるので、各部署の先輩方に分析機器の使い方や、結果の解釈を教わりながら実験を進めていました。
結果的に、この研究は重要と判断され海外を含む複数の学会で発表することができ、同業他社やお客様に当社の技術力をアピールできるいい機会になりました。

英語の原稿を用意したり、大変なことは多かったですが、自身の成長となる研究発表の場を与えてくれたことはとても嬉しく思いました。