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未来を拓く表面処理技術

営業本部 薬品統括部長 鈴木 智雄  Tomoo SUZUKI

新年明けましておめでとうございます。

薬品事業統括部長を務めております。日頃は当社製品をご愛顧いただきありがとうございます。

 

私は、当社薬品事業の中で特に国内のお客様の営業部門を担当させて頂いております。時の流れは早いもので、当社に入社し既に三十数年が過ぎようとしています。俗に言う『アラ還』世代の仲間入りを果たし、再び初心に返りお客様のお役に立てればと考えております。

 

私は、入社直後の約3年間だけ、当時神奈川県藤沢市にあった研究所の技術サービス部門の所属でしたが、地元でもあります静岡営業所(平成24年閉鎖)を皮切りに名古屋支店、甲信営業所(平成20年閉鎖)、大阪支店、再度の名古屋支店、本社営業部と国内各地で営業の業務に携わってまいりました。その間、多くのお客様やお取引先様にお世話になり、多くの事例を体験できました。

 

当社が販売しておりますめっき用の薬品は、装飾・機能向けから、電子・プリント配線板・半導体向けと幅が広く、またそれらの前後処理薬品も取り揃えております。さらに、自動めっき装置、浴自動分析管理装置、逆洗式ろ過装置等々も販売品目としてラインナップしております。営業として駆け出し当時の私にとっては、これら全ての製品を理解し、お客様に説明することがとても難しく、先輩から指導を受けていく中で、なんとか単独でお客様とお話をさせていただくようになりました。それに伴いお客様から多くのお叱り、ご指導、アドバイスをいただき、今思えばその一つ一つがかけがえのないものになっていると実感しております。私自身はもちろん、会社にとっても、各案件を持ち帰り報告・協議したこと、取り組んだ薬品プロセスの試験、および結果に至るまでのすべてが貴重な財産になっております。

 

また、入社当時を振り返りますと、パソコンは疎かワープロですら一般的でなく、社内では『青焼き』が主流の時代でした。現在は、パソコンや携帯電話、タブレット端末等が必要不可欠な時代となり、自動車においては、パワーステアリング、パワーウインドウが常識となり、カーナビや衝突被害軽減ブレーキなども一般的となりました。今後は一層進化を加速させ、ADAS(先進運転支援システム)の高度化、さらには自動運転が当たり前の時代が来ることでしょう。例を挙げれば枚挙にいとまがないほどです。

 

皆様がご存知のとおり、これらの技術のほぼ全てに表面処理が深くかかわっており、その技術革新には表面処理技術の進化が必要不可欠となっております。例えば、最新のスマートフォンにも表面処理技術が随所に使用されています。このように、表面処理の分野は、従来からの基幹産業から、最先端の電子分野まで幅広い産業の発展を支えています。それは、この業界の先達の方々が切り開き、築きあげてこられた技術を、表面処理技術によってさらに発展・拡大させていくことに他なりません。今後も多くの分野で技術革新が継続していく中で、表面処理技術がますます重要な役割を担っていくものと確信しております。当社は、この技術革新や表面処理分野の発展にさらに寄与できるよう研究開発を続け、お客様のお役に立てるよう精進してまいります。

 

これからも当社製品をご愛顧・ご期待いただきますようお願い申し上げます。また、当社からの新しい技術の発信はもとより、新たなニーズや情報のご提供をいただき、皆様と共に表面処理技術の発展に貢献していきたいと考えております。

最後になりますが、皆様方のご健勝とご繁栄をご祈念申し上げます。

 

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JCUテクニカルレポート 105号 2019年1月