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表面処理について

我々の身の回りにはめっき製品がたくさんあって、それぞれの製品でめっきは重要な役割を果たしている。

めっきはどのようなところに使われ、どのような役割を果たしているのか。

さらにめっきの原理、めっきに必要な化学と電気化学の基礎、めっき設備、めっき工程のあらましとめっきの前処理、水洗工程、後処理、めっき剥離法など、めっきの基礎知識について学ぶ。

日常生活に使われているめっき技術

めっき技術は我々の日常生活で、あらゆる場所に使われ、重要な役割を果たしている。代表的なめっき技術の応用例を、身の回りに探してみよう。

自動車

下図は、自動車に使われる代表的なめっき部品の例を示す。これら使用例で、めっき技術は次のような役割を果たしている。

表面を美しく見せるための外装部品用装飾めっき

見た目に美しい金属光沢を与えるめっきを装飾めっきという。クローム外観のエンブレム(マーク)やラジエータグリルまたはバックミラーは、金属部品のように見えるが、実際にはプラスチック(ABS 樹脂)上に無電解めっきした上に銅-ニッケル-クロムの順に重ねて電気めっきされている。

同様に、クローム外観のドアハンドルは、亜鉛ダイカスト(ダイカストは射出鋳造品の意味)上に銅-ニッケル-クロムめっきが施してある。また、クローム外観のバンパーは、プレス成形した鉄鋼素材上にニッケル-クロムめっきしたものである。