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上海現地法人のご紹介 ~設立15年を迎えて~

JCU(上海)貿易有限公司

岡田 利広  Toshihiro OKADA

世界最大約14億人の人口を有する中国は、改革開放政策による工業化の推進によりGDPは毎年6%以上もの高成長を続け、2010年に日本を抜き去り、今後は米国に追い付こうとしていることは周知のとおりです。建国100周年となる2049年までに製造大国になることを標榜しています。

 

都市部では、市民の暮らしが一昔前とは様変わりしております。自動車、電動バイクやモバイク(自転車シェアリングサービス)が引っ切り無しに行き交う道路、混雑した地下鉄、大型ショッピングモールもそこかしこにあり、人々の活気に満ち溢れています。都市化率の余地はまだあり、地方都市を含め商業施設、マンションの建設はまだまだ続くことが予想されます。飲食店、スーパー、コンビニ、交通機関等のあらゆる決済の場面では、スマートフォンを活用したキャッシュレス社会が浸透していることに驚きを隠せません。

 

急激な経済発展から巡航速度の成長へと舵を切り始めた中で、先進国と呼ばれる他の国々が辿ってきたのと同様に、近年、環境問題に対する政策を強化していく段階に入ってきました。PM2.5がクローズアップされた時期がありましたが、大気のみならず、水、土壌、廃棄物処理に対しても国レベルでの管理強化が進んでいます。天津での爆発事故も記憶に新しく、化学品の製造、保管場所の淘汰・整理が進んでいくことは確実です。原材料、部品を中国内で調達している製造業は供給元にも目を光らせて、生産をストップさせないサプライチェーンの保持に注力していかなければなりません。

 

当社の上海現地法人は、当社グループ内の海外現地法人の中では最も古く、2003年に上海市に設立されました。翌年には、広東省広州市に広州支店を開設し、2拠点から中国全土のお客様をカバーする体制で活動を行っております。主要な取扱品目は、自動車部品(フロントグリル、エンブレム、ドアハンドル等の外装品および内装品)向けを中心とした表面処理用薬品(めっき液用の添加剤)とめっき装置および関連資材の製造と販売です。お客様にて部品上へめっき加工が施され、各種工程を経た後に自動車等に実装されております。

 

中国での自動車販売台数は、2016年、2017年の2年連続で2,800万台を突破し、2018年度の予測では3,000万台(全世界での自動車販売台数の約1/3)と巨大な規模になっています。中国で製造を行っている自動車メーカーは現地系、欧米を中心とした外資系、日系を合わせて100社以上あるとも言われています。米国との貿易摩擦の影響が、今後どのように表れてくるのか注視すべきであると同時に、少なくとも、これだけの需要をターゲットとした企業間競争が継続、激化していくことは明白であります。

 

その中で、当現地法人は設立15周年を迎えました。製品の安定供給、品質確保はもとより、迅速かつ確実なサービス体制を今後も継続していくことに加え、時代の流れに乗り遅れることなく、お客様の立場に立った的確な新製品の提案ができるように、社員一同、気持ちを引き締めて日々邁進しております。めっきに関することで、何かお困りのことがございましたら、ご用命を頂ければ幸いでございます。ぜひとも、よろしくお願い致します。

 

(中国内でのプリント基板向け表面処理用薬品および関連資材は、当社HPに記載しております深圳現地法人へお問合せください。)

 

 

 

SF CHINA 2018出展の様子 (中国広州市)

 

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JCUテクニカルレポート 105号 2019年1月