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無電解Ni/Au、Ni/Pd/Auめっき SKYLITE 中国採用例の紹介

総合研究所
エレクトロニクス技術開発2部貴金属・デバイスめっき技術課
高橋 秀臣  Hideomi TAKAHASHI / 佐藤 麻里  Mari SATO / 櫻井 翔  Sho SAKURAI

はじめに

中国江蘇省にある現地のプリント配線板メーカーで当社薬品が採用され、量産が開始されたので紹介する。このプリント配線板メーカーは、上海から西へ約250km、高速鉄道和諧号で約1時間半の場所にあり、日本企業がほとんど進出していない地域にある。日本企業から技術指導を受け、スマートフォンやデジタルカメラに使われるフレックスリジット配線板、フレキシブル配線板、リジット配線板などの各種配線板を製造しており、エンドユーザーは日本、韓国、中国、台湾などのメーカーである。
当社グループの深圳現地法人、蘇州支店の営業努力と日本の総合研究所の協力により、初期評価から半年という短期間で当社薬品の採用を決定し、量産を開始した。

立ち上げ作業

この配線板メーカーは、過去に無電解金めっきの経験はなく初めて採用したため、当社総合研究所の日本人技術スタッフが交代で立ち合い、装置の洗浄からめっき液の建浴、作業手順や液分析の指導を行った。その後、当社の自動分析管理装置(AUTO PRO FIT)を設置して、実際の製品基板を投入し、量産(加工)条件を確立し、規格通りの配線板を完成させた。
現在は、蘇州支店のスタッフのサポートにより、無電解Ni/Auめっきおよび無電解Ni/Pd/Auめっきが、安定して量産稼働している。

この配線板メーカーは、過去に無電解金めっきの経験はなく初めて採用したため、当社総合研究所の日本人技術スタッフが交代で立ち合い、装置の洗浄からめっき液の建浴、作業手順や液分析の指導を行った。その後、当社の自動分析管理装置(AUTO PRO FIT)を設置して、実際の製品基板を投入し、量産(加工)条件を確立し、規格通りの配線板を完成させた。
現在は、蘇州支店のスタッフのサポートにより、無電解Ni/Auめっきおよび無電解Ni/Pd/Auめっきが、安定して量産稼働している。

当社の強み

当社はアジア各国に現地法人があり、中国では、深圳、蘇州に電子系の客先をサポートする拠点がある。そのため、要望があればすぐに訪問でき、日本の総合研究所と協力し、試作加工やトラブル発生時の原因究明が短時間で可能となる。

当社はアジア各国に現地法人があり、中国では、深圳、蘇州に電子系の客先をサポートする拠点がある。そのため、要望があればすぐに訪問でき、日本の総合研究所と協力し、試作加工やトラブル発生時の原因究明が短時間で可能となる。

試作加工の対応

当社グループには、総合研究所と台湾桃園技術センターの2ヵ所に各種金めっきが可能なパイロットラインがあり、各種試作加工が可能である。

当社グループには、総合研究所と台湾桃園技術センターの2ヵ所に各種金めっきが可能なパイロットラインがあり、各種試作加工が可能である。

おわりに

中国では安価で簡単な基板が作られてきたが、ハイエンド向けの高付加価値基板も製造され始めている。それに伴い、無電解Ni/Auめっきや無電解Ni/Pd/Auめっきの新規ラインの設置が期待される。
当社は、前処理、エッチング、無電解銅めっき、フィリング銅めっき、貴金属めっきのトータルプロセスで、日本、中国、台湾だけでなく、タイ、シンガポール、ベトナムなどのアセアン地区にも積極的に拡販している。

その他記事

JCUテクニカルレポート 97号 2015年1月