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アメリカ現地法人のご紹介

JCU INTERANATIONAL, Inc.
大森 晃久 Akihisa OHMORI

現在、アメリカでは11月に行われる大統領選挙に向けて連日大変な盛り上がりを見せています。トランプ氏が劇場型の演説で多くの支持を集め共和党指名候補を確定させ、民主党はクリントン氏がサンダース氏の追撃を振り切りアメリカ初の女性大統領誕生を予感させます。どちらの候補者も『強いアメリカの復活』を唱えており、それほどアメリカの国力、影響力が低下していると国民は不安に感じているようです。どの候補者が大統領に相応しいのか色々と意見はあると思いますが、誰が大統領になったとしても日本への影響は勿論のこと、世界に与える影響が多大であることは間違いありません。
一方、アメリカ経済はどのような状況かと言いますと、好調と言われていた経済は原油安・ドル高・新興国の経済の減速を背景に輸出、設備投資が悪化、個人消費も減速し、今年第1四半期の実質GDPは前期比年率で+0.5%と市場の予想を下回っている状況です。1月の連邦公開市場委員会(FOMC)では『アメリカ経済の先行きは不透明感が高まった』と発表しており予断を許さぬ状況になっているようです。大統領選同様にアメリカ経済が世界へ与える影響は多大で、不安な気持ちで見守っています。
このような環境下、当社のアメリカ法人は、北米大陸2箇所目の現地法人として、ミシガン州デトロイト市の北西約30kmに位置するオークランド郡ウィクソム市内に設立しました。ウィクソム市はオークランド郡内の人口6万人足らずの小さな市でしたが、自動車ビッグ3の復活により多くの工業団地が開発され、今なお多くの企業が同市に進出してきており、これから更に発展することが期待されています。この周辺には多くの自動車関連の日系企業が進出しており、当社アメリカ法人はオークランド郡の500社目の日系企業として2014年10月に登録を完了しました。それから1年3ヵ月の歳月を掛けてようやく2016年3月にウィクソム市から建築使用許可を受理することができました。

アメリカ法人はこれまでの現地法人とは異なり、初めから本格的なR&Dを併設しています。その規模は日本の総合研究所の半分に相当し実験室、精密機器室、パイロットプラント室から構成されています。実験室は一度に約20名の研究員が開発業務に従事できる広さを有しています。また、精密機器室は最新鋭の測定機器類を有しており、外部機関に出すことなく各種の測定が可能となっています。めっき加工試験を行うパイロットプラント室には、小型の自動車フロントグリルも加工できる本格的なパイロットラインを併設しています。

当社グループ内でのアメリカ法人の役割は自動車産業情報発信の地アメリカでそのニーズや次世代技術の情報をいち早く収集し、リアルタイムに製品開発を行い市場展開すること、アメリカ国内はもとより全世界に向けて展開することです。これらを可能にすることで当社の事業基盤はより強固なものになると信じています。口で言うほど簡単なことではないと理解していますが、現地スタッフ一丸となり目標に向かって邁進してまいる所存です。
ミシガンにも夏が到来しました。日本の夏に比べ湿度も低く過ごし易い季節となっています。アメリカにお越しの際は、是非、当現地法人にお立ち寄りください。スタッフ一同心よりお待ちしております。

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JCUテクニカルレポート 100号 2016年8月