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亜鉛めっき/亜鉛合金めっき用高耐食性コーティングプロセス JN COAT AC

営業本部
薬品事業統括部
下田 勝己 Katumi SHIMODA

 

総合研究所
基幹技術開発部
西川 賢一 Kenichi NISHIKAWA / 佐土原 大祐 Daisuke SADOHARA / 鈴木 啓太 Keita SUZUKI / 伊部 公太 Kouta IBE

はじめに

本報第92、96号にて、亜鉛めっき/亜鉛合金めっき上に塗布することで優れた耐食性を付与できる2種類のハイブリッドタイプのコーティング剤を紹介した。一つは厚膜タイプのJN COAT 1710であり、もう一つは優れた乾燥性を有するJN COAT VWである。今回紹介するJN COAT ACは薄膜タイプの高耐食型コーティング剤であり、黒色対応も可能なプロセスである。

特長

1)ステンレス調の光沢外観が得られる。
2)水溶性であり、被表面への塗布性に優れる。
3)亜鉛めっき及び亜鉛合金めっき部品へ塗布することにより、飛躍的に耐食性が向上する。
4)専用のWAXを添加することにより、任意の低トルクへ調整が可能である。
5)専用の黒色化剤を添加することで、均一で光沢性に優れる黒色外観が得られる。
6)これまでのJN COATシリーズに比べ、塗膜が薄膜(透明0.5~1μm、黒色0.8~1.2μm程度)なので、嵌合性が求められるボルト部品に最適である。
7)密着性に優れるため、亜鉛めっきや亜鉛合金めっき上以外にニッケルめっき、クロムめっきやステンレス、アルミ材など各種金属上へ直接処理することができる。
8)水に対して安定なSiオリゴマーを使用したため、危険物非該当である。

1)ステンレス調の光沢外観が得られる。
2)水溶性であり、被表面への塗布性に優れる。
3)亜鉛めっき及び亜鉛合金めっき部品へ塗布することにより、飛躍的に耐食性が向上する。
4)専用のWAXを添加することにより、任意の低トルクへ調整が可能である。
5)専用の黒色化剤を添加することで、均一で光沢性に優れる黒色外観が得られる。
6)これまでのJN COATシリーズに比べ、塗膜が薄膜(透明0.5~1μm、黒色0.8~1.2μm程度)なので、嵌合性が求められるボルト部品に最適である。
7)密着性に優れるため、亜鉛めっきや亜鉛合金めっき上以外にニッケルめっき、クロムめっきやステンレス、アルミ材など各種金属上へ直接処理することができる。
8)水に対して安定なSiオリゴマーを使用したため、危険物非該当である。

耐食性

亜鉛めっきにJNCOATACをコートすることで耐食性が向上する。図1に有色三価クロム化成処理上にJNCOATACを処理した時の塩水噴霧試験結果を、図2に黒色三価クロム化成処理上にJNCOATACの黒色仕様の塩水噴霧試験結果を記す。(JIS Z 2371準拠, ベーキング無しボルトにて実施)

亜鉛めっきにJNCOATACをコートすることで耐食性が向上する。図1に有色三価クロム化成処理上にJNCOATACを処理した時の塩水噴霧試験結果を、図2に黒色三価クロム化成処理上にJNCOATACの黒色仕様の塩水噴霧試験結果を記す。(JIS Z 2371準拠, ベーキング無しボルトにて実施)

おわりに

今回紹介したJNCOATACは、ゾル-ゲル法を生かしたプロセスであり、物性面において横方向の追従性が強化されており、密着性に優れている。これにより薄膜化が実現され耐液溜り性や薄膜での高耐食性の実現だけでなく、低コスト化を実現した。

JNCOATACは、これまで紹介してきたJNCOAT1710やJNCOATVWよりも薄膜でありながら同等以上の耐食性が得られる。また、専用の黒色化剤を添加することで、均一な黒色外観と耐食性が得られる。

JNCOATACにより、高耐食性が得られるコーティング剤のラインナップが充実してきており、必要とされる皮膜性能に応じて検討できる選択肢が増えたと言える。

 
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JCUテクニカルレポート 100号 2016年8月