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台湾の現況と新社屋のご紹介

台湾JCU股份有限公司

池側 浩文  Hirofumi IKEGAWA

台湾の面積は九州より少し小さく、約23百万人がその小さな島内に点在する主要都市を中心に密集する形で暮らしています。島の中央には北回帰線が通っており、北回帰線を境として北部は亜熱帯気候、南部は熱帯気候となっています。日本と比べると非常に夏が長く、一年を通して湿度が高いため、エアコンは欠かせないアイテムです。観光地として日本人に人気があり、故宮博物院や千と千尋の神隠しのモデルとなった九份、2007年まで世界一の高さを誇ったTAIPEI 101など、年間200万人弱が台湾を訪れております。また、グルメ旅行を楽しむ人々には、小龍包や雪花マンゴーかき氷などがよく知られています。

 

台湾は親日の人が圧倒的に多く、一説には90%以上が親日ともいわれており、街の中で日本人だと分かると大変親切にしてくれます。日本人観光客にとっては、安心して行ける旅行先であることに間違いありません。逆に、台湾の人も年間約420万人が日本を訪れており、台湾で多くの日本人が親切にされているように、日本に旅行に来た台湾の人たちに対して、日本人も親切に接するべきではないかと思っています。

 

次に台湾の経済についてですが、台湾は1980年代に政府の産業政策として、新竹に科学工業園区(IT関連工業区)を設け、パソコンを始めとするIT関連企業への積極的な育成策を行って以来、電子工業分野において目まぐるしい発展を続けてきました。近年では2001年に発生したITバブルの崩壊と、2009年のリーマンショック後の世界経済の低迷により大幅なマイナス成長となりましたが、いずれも翌年には劇的にV字回復を成し遂げています。

 

台湾の電子工業分野を代表する企業には、世界最大の半導体製造ファウンドリやEMS企業、世界有数のパソコンメーカー、IC設計企業や液晶メーカーなど広く名が通っている大手企業が多数存在します。それぞれの企業が生み出し輸出される電子部品の50%以上は中国向けです。輸出された電子部品を台湾系EMS企業の中国工場で組み立て、完成品にした後に欧米をはじめ世界の市場に販売するといったグローバルサプライチェーンを台湾企業が中心的存在となって構築しており、これらが台湾経済発展の大きな原動力になっています。

 

一方で、近年、中国の電子部品メーカーの技術力が格段に向上し、また、マーケットとしても中国に対する依存度が高まっている状況下、中国ブランドの電子部品による中国国内でのサプライチェーンが構築される傾向があります。これまで台湾企業が中心的な存在であったグローバルサプライチェーンの構造も、目まぐるしく変わる世界の動きと共に、次の時代に向けた姿に変わりつつあるのではないかと思われます。

 

最後に当社台湾現時法人の新社屋を紹介します。このたび、桃園市蘆竹区長栄路191号に新社屋を建設し、これまでの台北(本社機能)と桃園(技術センターと倉庫)からの移転が2017年7月に完了しました。新社屋の土地面積は4,463㎡、建物の延べ床面積は 2,964㎡です。高速道路の桃園出入口から2㎞と営業活動にも便利な場所にあり、桃園周辺のお客様はもちろんのこと、新竹方面のお客様の要請にも短時間で対応可能な場所にあります。

台湾にお越しの際は、ぜひ当社の新社屋にお立ち寄りください。

 

 

 

台湾JCU 新社屋

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JCUテクニカルレポート 103号 2018年1月