株式会社JCU

先輩社員の声

時尾 香苗

  • 総合研究所 エレクトロニクス技術開発2部

  • 1993年入社

私の仕事

お客様の要求に応えるために、社内の他部署との密な連携が不可欠です。

電子部品、半導体、貴金属といった幅広くエレクトロニクスに関わるめっき処理薬品の開発・技術サポートに従事しています。

現在は、お客様対応を中心にお客様自身の製品開発過程で要求される新規開発テーマの打ち合わせから、研究開発、市場定着までの一連の流れをサポートしています。お客様から「めっきの仕上がりがよくない」といった問い合わせがあっても、総合研究所では分析機器が豊富に揃っているのでめっき液やめっき皮膜などを分析・解析し素早く対応することができます。

また、他部署との連携をとるのも重要な仕事です。技術的に難易度の高い案件があった時でも、解析業務担当部署や自動車部品向けのめっき薬品開発担当部署など社内には様々な分野の専門家がいるので、お互い相談しながら研究開発・技術サポートを進められます。

やりがいを感じた事

はじめて製品化につながった開発が今も日常生活で広く使われています。

“パソコンなどの電子部品の一部に自分の考えを組み込んだ製品が活きている。世界的にも価値ある開発に携われた。” その喜びが私の原点です。
元々、電子部品には環境負荷の大きい鉛が使われていましたが、2006年にRoHS規制という鉛を含む有害物質の使用制限が施行されることになり、鉛を使用しないめっきの開発が急務となりました。
それまで使用されていたすず-鉛めっきは性能的に素晴らしいもので、代替するめっきの開発は困難を極めました。
先輩の指導を仰ぎながら試験を重ねる中で、ある失敗が成果につながることがありました。
薬品の添加量を間違えたところ良好な結果が出たのです。そのとき、あらゆる条件で試す大切さを学びました。
開発はまさに七転び八起きです。
製品化に3年ほどかかりましたが、鉛を使用しないすず-銀めっきが完成し市場に出た時は、本当に嬉しかったです。

佐藤 麻里

  • 総合研究所 エレクトロニクス技術開発1部

  • 2009年入社

私の仕事

貴金属めっき処理薬品の開発と、プリント基板の試作品の加工を行ってます。

現在、海外メーカー様から依頼を受け、SDカードやゲームカートリッジ用のプリント基板の試作品づくりに取り組んでいます。

配線の接続部分や差込口の金属端子に使われる貴金属めっきは非常に高価なため、なるべくめっきの膜厚を薄くすることでコストを抑えることが薬品に求められます。

1000個分のミニSDカード用パターンが描かれた500mm×600mmの大きなプリント基板をめっき槽で加工します。
1工程におよそ1時間かかります。
仕上がった表面を見ながらめっき処理薬品の条件をかえて4~5回工程を繰り返して膜厚を均一にしていきます。

うまくめっきが付かない時は薬品でなく装置側に原因があることもあり、解決までに1~2週間ほどかかるケースもあります。
根気が求められますが、自分で開発したものを自分で評価できる環境は、研究者として幸せな限りです。

やりがいを感じた事

お客様からのどんなに難しい要望も、自分次第で解決の糸口はつかめる。

貴金属めっきはまだ新しい分野であり、用途に応じて様々な種類があるのでお客様によって求められる性能も異なります。

例えば、現在頂いている要望の一つが基板用の新しい貴金属めっきプロセスです。
通常ワイヤーの接点部分には固定に適したソフト金、接触が多い差込口には耐久性に優れたハード金を使います。
金めっきの種類が違うので2工程必要だったプロセスを1つにする。そんな薬品を求められています。

技術的に難しい部分も多くコスト面も含めてクリアするにはまだ課題は山積みです。
性能を評価してもなかなか結果が出なかったり、無理やり性能を出そうとして失敗を繰り返すこともあります。
ただ、試験を繰り返す中で失敗がヒントになることもあり、失敗も無駄ではないと分かると、諦めずに続けてよかったなと思います。

渡邊 拓也

  • PT.JCU Indonesia 出向

  • 2012年入社

私の仕事

常にお客様の満足を超える新技術を提供する。それが営業の役目です。

私は営業として、自動車部品などにめっき加工を行うお客様へ薬品の販売を行っています。
現在、担当しているのはおよそ30社。いずれも20年近くお取引があるお客様ばかりです。
実際にお客様の工場に伺い、担当者の方から課題をヒアリングして開発に活かしたり、ご使用いただいている薬品を定期的にサンプリングして分析報告も行っています。

次世代ニーズとして現在増えているのは、従来のシルバーで光沢感のあるめっき加工に代わるエクステリアです。例えば、自動車のフロントグリルはデザイナーの方からの要望で黒みがかった仕上がりが求められています。また、環境への意識の高まりを受けて有毒な6価クロムを使用しないめっきプロセスも開発しています。

総合研究所に1年半いた経験を武器に、現場のわかる営業として、お客様のどんな難しい要望にもあきらめない姿勢で日々業務に取り組んでいます。

2017年1月より海外子会社「PT.JCU Indonesia」への出向が決まり新たなフィールドで活躍することができればと思います。

やりがいを感じた事

2年目で海外へ。世界トップクラスの自動車部品メーカー様ライン立上げに参加。

総合研究所に配属されて1年、早くもチャンスが回ってきました。インドネシアに私たちのお客様が大規模なめっき工場を新設され、その生産ラインを当社がトータルで任されることになりました。私は、研究所の技術者として3ヶ月ほど海外出張の機会に恵まれました。

そこでの主な業務は、現地スタッフへに対する薬品の分析指導でした。通訳を介してお手本を見せながら一つずつ教えていきました。合計で30人くらいでしょうか。

はじめての海外。期待半分、不安半分が正直な心情でしたが、「テリマカシー(ありがとう)」など簡単なインドネシア語を覚えるだけでコミュニケーションもスムーズに取ることができました。
一緒にご飯を食べたり、家族の話をしたり、仕事以外でもかけがえのない経験になりました。

海外は今後も新規ライン立上げが増える見込みです。いつかは営業として任されるのが目標です。