
私は電子部品に関連する薬液の開発を担当しています。基板加工や分析装置を使った評価業務が主な仕事です。
開発業務は長期間にわたる研究と試行錯誤を繰り返しながら製品化を目指す仕事です。2~3年かけてようやく製品化に至るケースも決して珍しくはありません。粘り強く開発を進める忍耐力が求められる大変さはありますが、だからこそ製品化が実現したときの達成感は格別です。
私は学生の頃、「研究開発職=コミュニケーションの機会が少なく黙々とできる仕事」だと思っていましたが、実際は真逆です。社内の技術情報部やCS部門と密接にコミュニケーションを取りながら進めることも非常に重要で、多くの人と協力しながら進める仕事とも言えます。
この仕事の魅力は、最先端の技術や情報に触れながら開発に携わることができるところです。電子部品は日々進化しており、製品開発には新しい技術・情報を柔軟に取り入れていくことが大切です。
そのためJCUでは展示会や学会への参加を後押ししてくれる風土があり、「この展示会に行ってみたい」と上長に相談するといつも快諾してくれます。業務時間内で参加できるのもありがたいですね。学んだことを開発に取り入れ、より良い製品を生み出していけるところにやりがいを感じます。
良い製品を開発できたときには、お客様の声を届けてくれるCS部門の方から褒められることもあり、自分の開発が会社やお客様の役に立っていると実感できたときはとても嬉しいです。
JCUへの入社を決めた最大の理由は、最終面接で研究所を訪れた際に先輩方の仕事に対する熱意を感じたことです。私が就職活動をしていた時期は対面での選考を見送る企業が多く、学生のために職場見学を許可してくれたのはJCUだけでした。そのため先輩社員と直接話ができる機会はとても貴重でした。
先輩方が自らの研究開発について熱く語る姿や仕事と真摯に向き合う様子はとても印象深かったです。「自分も先輩たちのようになりたい」と強く感じました。
大学ではめっきに関する授業を専攻していなかったのですが、JCUは入社後のサポート体制が整っており、若手にも挑戦の機会が与えられているので、学びの多い環境で自分の専門分野を深める面白さを実感できています。