株式会社JCU

従業員

基本的な考え方

JCUグループは、従業員の持つ個々の能力を活かすことが経営の大きな柱と考え、人材育成と働きやすい職場環境の整備に取り組んでいます。

働きやすい職場環境

JCUグループは、従業員が安全に、安心して生き生きと働くことができる環境の整備を進めています。

雇用の定着に向けて

JCUグループは、従業員の定着のための取り組みをすすめています。従業員には、自分の能力を発見し伸ばす機会として、自己啓発のためのセミナー受講、事業分野に関連する展示会の見学、語学研修などを推奨しています。また、各個人は目標管理シートを使用して個人目標の設定を行っています。目標管理シートを使用することで、個人の目標をより明確化し、ステップアップした業務を行えているのか、個人の価値を高められているのかを確認できる仕組みになっています。その他にも福利厚生の充実など、働きやすい環境づくりに努めています。
JCUではこのような取り組みが、従業員の定着に寄与しているかどうかの目安として、新入社員の定着率や平均勤続年数、離職率を算出しています。
過去3年間(2018年4月から2021年3月末まで)に入社した新入社員の定着率(研修生を除く)は、90.5%となりました。平均勤続年数は、男性14.8年、女性13.7年であり、前年度より向上しています。業界の平均勤続年数(製造業 男性 15.4年 女性 11.5年※1)と比較すると男性はやや低く、女性は上回る結果となっています。また、2017年度以降は、平均勤続年数は男女ともに徐々に上昇する傾向にあります。
離職率は、前年度の調査では3.4%でしたが、2020年度では6.1%となりました(参考:2020年度製造業業界の平均離職率は5.1%※2)。離職率の内訳は、自己都合が5.3%、会社都合が0%、それ以外の定年退職などが0.8%です。
※1 厚生労働省「賃金構造基本統計調査 結果の概況」より抜粋
※2 厚生労働省「上半期雇用動向調査 結果の概況」より抜粋

ハラスメント対策

JCUグループでは、ハラスメント防止対策として、社内にセクハラおよびパワハラ相談室を常設しています。各事業所には窓口の担当者として男性・女性各1名ずつが配置され、イントラネットで周知を行うなど相談しやすい環境づくりを行っています。また、全従業員を対象としたハラスメント防止方針を策定し、各種ハラスメントの未然防止と問題解決、プライバシーの保護に努めています。
加えて、メンタルヘルス、および各種ハラスメントなどに対応する相談窓口(EAP/従業員補助プログラム)を社外に設けており、従業員の抱えるストレスや悩みなどにいち早く対応できるようにしています。EAP講師によるメンタルヘルスケア研修やパンフレットとカードの配付、年4回のイントラネットでの情報発信などにより、管理職を含む全従業員が働きやすい環境づくりを行っています。

多様性と機会均等

JCUグループは、多様性を尊重し、機会の均等を図っています。雇用条件についても性別などにおける差は設けていません。

育児と介護

JCUでは多様性を生かして働いてもらうため、厚生労働省の定めた法定の日数よりも多く取得できる育児休業制度や男性従業員も利用している育児短時間勤務制度を設けています。
また、同様に介護休業制度も設けています。

産休、育児休業、介護休業制度の概要

産休の制度

・産前8週間・産後8週間

育児休業制度

・2歳まで(最長)

育児短時間勤務

・1歳以上3歳に達するまでの子と同居し養育する従業員は1日2時間を限度とする育児短時間勤務を利用できます(有給で2時間)。

・3歳以上小学校の始期に達するまでは1日2時間を限度とする育児短時間勤務を利用できます(有給で1時間および無給で1時間)。

・小学校在学中は1日1時間を限度とする育児短時間勤務を利用できます(無給で1時間)。

その他

・小学校就学の始期に達するまでの子を養育する従業員は申し出により、育児のための深夜業の制限、子の看護休暇(無給)、時間外労働の制限を条件により利用できます。

・3歳に満たない子を養育する従業員は申し出により、育児のための所定外労働の免除を条件により受けられます。

介護休業制度

・一人につき通算93日以内

介護短時間勤務

・一人につき通算93日以内

人材育成

JCUグループは、従業員のキャリアアップのための階層別研修制度を整備しています。新入社員は入社後、約2か月にわたって営業研修、工場研修、技術研修などを受けます。これにより、JCUグループの強みを現場で体験し、よりよい製品・サービスを提供するために必要な基礎知識の習得を行っています。また、全従業員を対象にした情報セキュリティー教育では、情報社会におけるリスクを理解し、リスクを低減するための対策を行っています。加えて、組織のグローバル化に対応した語学研修や資格取得奨励・通信教育補助制度などの研修プログラムを用意し、従業員の成長をサポートしています。

人材育成のための研修プログラム

語学研修について

社員の能力向上、自己啓発活動の推進のために行っています。
2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため語学研修の実施は見送りました。
2021年4月以降は、オンライン語学研修に切り替えて実施を再開しました。

健全な労使関係

JCUグループには、役員・従業員の相互の福祉および親睦を図る目的で、「EUCOの会」という社内団体があります。各部署から選出された幹事を中心に、会社への労働条件の改善提案や、各種クラブ活動、および社員旅行などのイベント企画・運営などを行っています。
2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、直接人が集まるクラブ活動やイベントなどの実施は見送りましたが、Web会議を通して、経営者と従業員とのコミュニケーション活動を定期的に行いました。
なお、「EUCOの会」の会名は、株式会社JCUの前身である荏原ユージライト株式会社(Ebara Udylite Corporation)から名付けられたものです。

人権の尊重

JCUグループは、人種、信条、性別、年齢、社会的身分、国籍、民族、宗教、障がいの有無などにより差別を行わないことを行動基準に掲げています。また、すべての事業所で児童労働・強制労働が行われていないことを継続して確認しています。

テレワーク環境の確保

JCUでは新型コロナウイルス感染症の流行に際し、特に緊急事態宣言が発令された地域にある事業所において、テレワークを推進しました。Web環境の整備や必要分の業務用ノートパソコンの貸与など、在宅勤務者の日々の業務に支障をきたさないよう対応を行いました。
本社(東京)、大阪支店、名古屋支店、九州営業所では、緊急事態宣言期間中に半数以上の社員がテレワークを行い、感染症の蔓延を防ぐ対策が取られました。

労働安全

JCUグループは、労働安全衛生に関して「安全衛生管理規程」を策定し、それに基づき従業員の安全確保に努めています。国内の各事業所には安全衛生推進者と安全責任者が配置され、安全衛生を推進しています。本社、総合研究所、生産本部では月1回の安全衛生に関わる委員会を開催しています。
委員会ではパトロールやヒヤリハットの洗い出し、消防・避難訓練などを行い、安全衛生に関する意識の高い安全な職場を実現するための取り組みを行っています。

従業員の声

従業員の声

JCUでは、働きやすい職場環境をめざし、育児休暇の取得を推奨しています。
今回、男性で育児休暇を取得した2名の社員、小合氏と江田氏にインタビューしました。
また、お二人とも海外勤務を経験しており、その際の体験についても語ってもらいました。

現職の職務内容とやりがいについて教えてください。

小合:現在は生産本部 品質保証課で、主に原材料の品質管理を行っています。世界中に供給されるJCU製品の根幹を担っているので、非常に重要な業務と感じています。

江田:私は総合研究所 電子技術開発部で、電子機器に使用されるめっき薬品の開発を行っています。JCUは研究開発型企業で、開発は重要な部門なのでプレッシャーもありますが、やりがいのある業務です。

海外勤務で担当した職務内容について教えてください。

小合:私は3年半の間、JCU VIETNAM CORPORATIONで勤務していました。主な業務はカスタマーサービスと、現地工場新設時の品質管理のサポートでした。

江田:私はJCU(深圳)貿易有限公司で3年間勤務していました。同じくカスタマーサービスに加え、現地での製品改良と導入などが主な業務でした。

海外勤務で心に残っている業務や、エピソードをお聞かせください。

江田:駐在前に出張ベースで滞在していたこともあり、比較的スムーズに赴任できました。総合研究所や現地法人スタッフのサポートを得てはじめて製品をお客さまのもとへ納入できた時はとても嬉しかった記憶があります。

小合:私は、現地法人スタッフに技術指導をしていたのですが、当初は彼らだけでは問題を解決できずに悔しがる姿を何度も見てきました。その悔しさをばねに経験を積み重ね、日々成長していく姿に感動しました。

育児休暇を取得したきっかけと取得の際のお気持ちなどお聞かせください。

小合:JCUに育児休暇制度があることは以前から知っていました。夫婦ともに実家は遠方で、新型コロナウイルス感染症の影響で移動ができない中、できるだけ妻の力になりたいと思い育児休暇の取得を決めました。

江田:私のところは今回二人目の出産でした。一人目の出産で産後の育児の大変さを知り、同じく今回コロナ禍ということもあり1ヵ月程ではありますが育児休暇を取得しました。

育児休暇中のエピソードや子育ての大変さなどをお聞かせください。

江田:産後の1ヵ月を集中して子供達に向き合い過ごせたことはとても貴重な体験で、子供の日々の成長を感じることができました。育児休暇を取得しなければ気づけなかった変化だったと思います。

小合:出産後に妻の体調が思わしくなかったため、少しでも負担を減らしてあげたい思いで育児を頑張っていました。子育ての大変さと、育児休暇制度のありがたさを実感しました。

現在のお子さんの様子や子育てへのかかわりについてお聞かせください。

小合:現在、息子は3 ヵ月になりました。平日はなるべく早く帰るようにしています。休日はできることはすべて行うつもりで子供に接していますが、元気すぎるので私も妻も子供から目が離せません。

江田:私も平日は子供をお風呂に入れる時間までには仕事を切り上げるようになりました。現在、子供達二人(9 ヵ月と3歳)を保育園に預けていて子供が体調を崩してしまう時もありますが、負担が偏らないように妻と協力して対応しています。

これから育児休暇を取得しようとしている社員へアドバイスをお願いします。

小合:育児そのものが貴重な体験であることは間違いありません。育児休暇は男女問わずぜひ取得するべきだと思います。そのために、普段の仕事を部署内でシェアできるようにしておくことは大事だと思います。

江田:一般論として、男性の育休取得率が低い理由はネガティブなイメージがあるためだと思いますが、私自身としては取得から復帰後の現在までそういったことは特に感じたことはありません。男性にとっても通常の権利として今後も取得率が上がることを願います。

職場環境やコロナ禍における変化などをお聞かせください。

江田:職場では暖かく対応していただき、育児休暇の取得・職場復帰ともにスムーズでした。育児休暇により一定期間仕事を離れることで、今までの働き方を俯瞰して見ることができ、働き方について考える良い機会となりました。

小合:私も自然に職場復帰ができました。今はコロナ禍のためあまり外出できないのですが、息子が歩けるようになるまでには自由に外に出られることを期待しています。

特に働きやすさを感じることについてお聞かせください。

江田:JCUの制度と環境はかなり優遇されていると思います。加えて男性が育児休暇を取ることに肯定的な社風であることをこの場を借りてお伝えしたいです。

小合:育児休暇の取得が会社全体に自然に受け入れられており、それが一番いいことだと感じました。

取材日:2021年7月26日